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宙を浮く、私の居場所はどこにでも。

   
カテゴリー「日々の裁縫」の記事一覧
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夜の吉祥寺に早く着きすぎた。
少し気分が曇っていた。

ビルの勝手口のようなところで、温かい紅茶を飲んでいると
おばちゃんの声が聞こえる。

「ぴーちゃん、ぴーちゃん」

実際なんていっているかわからないけど、
一人でそう言って、ウロウロしていた、
そのあたりでは、僕とおばちゃんしかいなかった、
僕は「ぴーちゃん」では無いのでなんとなくばつが悪い感じだった。
それに「ぴーちゃん」は自分の飼ってる鳥だ、正式にはpちゃんだが。

でもおばちゃんはとても心配そうに「ぴーちゃん」といってきょろきょろ
している。

きょろきょろしつつ、僕のいる勝手口の方に来て、「こんばんわ」と
あいさつを互いにしたが、彼女の心」は「ぴーちゃん」で一杯で、
上の空だった。そうしてビルの地下におばちゃんは消えていった。

「まさかうちのpちゃんじゃないだろうしなあ・・・」とばかげた妄想
が膨らんできた頃、自分の後ろの植え込みから、
猫が一匹ぴょんと飛び出してきた。

猫はキョロキョロしている、僕は「あ、まさか」と思った時
猫はビルの地下に下りていった。

目を閉じる事にして少し間がたった頃、
地下から「ぴーちゃん!」というおばちゃんの歓声が
聞こえた。そして「にゃーん」。

天使かと思った。
気分は晴れて、
夜が薄暗くなる前に、目的地に向かった。

それにしても「ぴーちゃん」ではなく
「みーちゃん」だったのではないだろうか・・・。

天使であればとても粋だ。

そんな事がいつだか、あった。



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この間ライブをしたコクテイル書房には
お客さんにメガネをかけている人が多かった。

マスターは飲み屋というよりはまさに本屋のマスターで、
すごくしれっとしていて、無口。何か、何回か聞かれると
ああ面倒だけどうるさいなという感じで、
投げつけるように答えるんだけど、
荒っぽくない。それがやけにキュートだった。
建物は古びた和風の居酒屋だけど、
マスターは洋食屋のような白いシャツ。
そのマスターの手元からおいしそうな魚の焼ける匂い
がしてきて、なんだかうそのようだった。

演奏しながら、おなかがすいてしょうがなくて、
モツ煮を食べてたんだけど
(管楽器はあまりそういうことはしてはいけません。
ひどい習性だ、この日はやけにいじきたなかったかも)、
塩味のモツ煮、味がなかなか薄く、
刻んだ生ねぎがたくさん入っているので、
最後まで一口目の生野菜の印象で、さっぱりと食べ終わる、
メンバーのkくんも食べていたらしく、帰りに、
あれは肉体労働者の食べるものじゃないと
言っていた、なるほどね、いい事を言う、
面白い良いお店でした。

本の読める居酒屋。

そのkくんもメガネをかけていた。
お店の女の人もかけていた。

そうして、結局、一昨日、
メガネをうまれてはじめて買う。

不自由はしてなかったんだけど、
免許の更新をしなくてはいけなくて、
前回の更新のとき、
「あなたの目はぎりぎりだよ、次はメガネだよ」
と言われ、
むー、と思っているうちに、次がきちゃった。
それで急いで買った。
普段は必要ない分、
かけるのになれちゃうとよくないので、
机に置いたまま。
メガネ屋で、どれも気に入らなくて、似合わない、
一番安くて、これでいいや・・・
くらいで買ったものなんだけど、
すごく気になる。
こんにちはオモコです。
夕べは一晩中寝ていた、
なにかこう火照っている感じ。
風邪だろうか。
ここ5年くらい、恐らく毎年思っていること。
冬の間は慢性的に風邪みたいな症状なんじゃないかなあと
疑いが晴れない。そう疑いつつも、実際はtシャツ一枚だったり、パンツ一枚だったり。
僕はとても暑がりなので、冬の厚着は苦しい、でも外は寒い。
冬は精神の季節だと思うと、自分の動物的な感覚が蘇る。

最近は歩く時が一番色々思いつく。
寒いが、出来るだけ外を歩くようにしようと思う。

フランクザッパを聞きながら、
101stringsについて調べていたら、
しっかりフランクザッパについての記事にぶつかる。
フランクザッパを聴いているときgoogleがあれば、
やってみるといいです。

coco de キッコリーズというバンドで、
ぼくはサックスやらクラリネットを
プープーブーブーと
吹いていたのですが、
3年くらいお休みを頂く事にしました。
とはいえ、はっきりとやめる宣言をしました。
すごい、いいグループで、
面白いグルーブだったんだけど、韻を踏んでる場合ではなく
僕の楽器はいつでも初心者、慣れる事なんてない、
それもほとんどちゃんと吹いたことないソプラノサックス。
初めは練習バリバリやってて、すごく上達もしたんだけど、
自分が主に活動している
雑誌の編集や漫画の方が忙しくなってくると
だんだん、時間的、精神的にもバランスが
取れなくなってきて、それでも、
何とかやっちゃるぞ!と続けていたのですが、
気ばかりが焦ってしまい、楽器とも仲が悪くなるしまつ、
自分のやっていることにも支障が出てきてしまって、
演奏もテクニックは下手には下手だったけど
ある時期からはそれ以前の気持ちの上で
なんだか柔らかい部分がまったく
無くなってしまってました。
キッコリーズは、
自分的にも柔らかい部分と
堅苦しい部分のバランスが
とても重要だったので、
・・・なんでもそうだと思います。
とはいえ、人間的に弱い部分でも
あることに変わりないのですが、
それに加え、ゴー!ゴー!で輝くキッコリーズと
自分のできる事、形とやりたい方向を、
三ヶ月くらい考えてはっきり見えたので区切りをつけました。
3年のやすみとかすげー勝手だけど、
復帰するかしないかは別としても、自分がキッコリーズに向けてやったり、
バンドから学んだことは自分にとってとてもいいことだったので、
いつでもその意気を持ち続けたいのが正直なところです。
自分も思い切りやっていきます。

キッコリーズもなくなることも無くて、
新しい風、新鮮な空気を取り入れて、進んでいくはずです。
お互いそんな準備は出来ていると思います。
それは確実な希望だと思ってます。

今回は言ってしまえば少し欲張りすぎたのだと思います、
すごく充実した瞬間や、いろんな出会いもあったし。
自分に無い勢いだったし、
電気楽器と一緒に管を拭くのはかなりつらい分上達する、
その分、時間を費やしたので、
自分のもっとやるべき事が浮き彫りになった事。
実際忘れてしまっていてショックな事もあり、
改めて自分の許容量を超えてたこと
を実感しました。

それでも欲は大切だと思います。
欲から生まれるものはたくさんある。
上に書いた様な事は本当に思った時
にしか感じないでいいと思います。
できることが新しく見えるし、
さらに自分にできることならそんな事を思いつつも、
没頭しているものだと思います。

受け取った力を大切にして、自分から溢れる力で、
見合った形を作って行こうと思います。
また、人間なので、絶望や寂しさもはっきり感じています。
できない事ってのはいくら欲張ったとか言い張っても、
なかなか肯定したくないものなので。
だからなおさら、寂しいばかりじゃなくて、
気持ちをできるだけ整理して、
キッコリーズの勢いに負けないように、
やらなきゃならんです。オラー!
ネガティブなビッグウェイブ!
ポジティブなビッグウェイブ!
最大の二大ウェイブがよく見えます。

さて
coco de キッコリーズは、
「花のように」のあかねきこりさん率いる
予測不可能未確認ダンスバンドです。
踊れるし、簡単に踊れなかったり、
楽しいし、美しいし、悲しいし、変だし、
熱いし、クールだし、
かっこいいし、
よれよれ(これにはかなり貢献してたんだけど)だったり、
そんな色んな要素が絶妙に
まとまる力が本当に輝いてると思う。
一度のステージで、たくさんのうねりを
楽しむことが出来ると思います。
そうこうしてるうちに心も体も勝手に躍ります。
僕は出ませんが、12月もライブがあります。
(やってるときはこういった告知も
ほとんどする余裕なかったものなあ、
ライブの告知は元々あまりしないか・・・)
http://www.cocodekikkories.com/
僕が抜けたのでまた少し雰囲気が変わっていると思います。
その点は勝手ながらも信頼しているので是非!
いい事あると思います。


僕は漫画や本、
多少自由なペースの
uran a gelってバンドと
、暇を見つけてはこつこつ録音をしたりと、
自分のできることを広げながら、
割と暗い感じですが、堂々と続けようと思ってます。
でもかなり熱いです。
にじみ出たグルーブで静かに心躍らせます。
それでもまだ色々一杯一杯だから調子をとって
ソリッドにしていかなきゃならんなあ
と思ってます。

静かに思うことは寂しい姿勢でも、
真っ暗な洞窟でも、自分が、誰かが
息を吸ったり、吐いたりしてれば、
そこには何か望みがある。
必ず近くにある。それが見えるか見えないか、
どんな状態でも人は必要な方向に向かいます。
いつだって、
何かを途中で投げ出しちゃあいけないってさ、
正直、表面的なことじゃないと思います。
いつでも見えているものを見つめて、
見せていきます。
現実はそんなに美味いもんじゃないけど、
そんな気持ちです。

日常のなかで誰もが経験して
誰もが思ったりしていることだと思います、
長く書きましたが、
まだまだ足りてない、多すぎる、
こんな事書いてちゃまだまだです。

まあほんと勝手だけど、
的にむけて消化していきます。

ついに30。

そういえば、
オモコっていう言葉はあるんだな・・・、
知らんかったけど、
まったくその通りで ・す。

これからはnozyam at omoko 30
「omoko 30」


ピンクと白の、ファサファサした
アイスで出来た世界が目の前に広がる。
・・・つぎは31か。
夢から覚める瞬間はこんなもので。

30って数字はとても好きですが、
5,6年前から、31番を選ぶようになっていて
、次が待ち遠しいそんな30です。

勝手な行動から始めてしまったのですが、
それならば後には引かず、この一年は
とことん自分を追求していこうと思います。
たくさんの人の中で、何も分からない中で、
確実なこと、自分の身体は
一つということです。

   
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